私が好きな麻雀の役ベスト3

３位：七対子

七個の対子と書いて、チートイツ。

通称、チートイ。

「ツ」しか省略してないけど、一文字減らすだけでだいぶ言いやすくなるよね。

チートイ。

　

さて、ご存知の通り、この役は、

邪道である。

本来、麻雀は14枚の牌で「3枚-3枚-3枚-3枚-2枚」の組み合わせを作るゲームだ。

それがさ、チートイツだけは別なのよね。

2枚×7組作ればいいの。

何でもいいからとりあえずどんどんペア作れ、と。

めちゃくちゃ分かりやすいねぇ。

だから、麻雀初心者にも易しくて優しい役。

私もよく分からない時はとりあえずチートイばかりに走ってた頃があったような気がします。（そして今も走るような気がします。もう何年も打ってないから知らんけど）

　

そして、その麻雀初心者が、

少し麻雀を打ち慣れた頃にイキって

「へっ、チートイなんて邪道だぜ…」

と、チートイを避けるようになったりもします。

たぶん。

タンヤオ、ピンフ、三色みたいな、

王道の綺麗な役がカッコいい。

そう思うようになります。

たぶん。

　

ここでチートイ豆知識をひとつ。

英語でチートイツのこと、

”Seven Pair”って言うんだって。

7個のペア。なるほどね～。

ほんで、別名が ”Dirty Pair” ！

Dirty……？

ダーティー…？

汚い……！？

汚い理由は、

色んな牌が入り混じってるからですって！

ほぉ〜！英語圏でもそういう認識なのか！

人種のサラダボウルでも、麻雀には厳しいやん。

でもね、ホンイツチートイなら ”Clean Pair”らしいよ。

へー、染めちまえばクリーンなのね。

マネーロンダリング的な？

そんな感じ？（違う）

オッケー。（何が？）

やれ邪道だとか、やれダーティだとか、

そんなヒドイ言われようのチートイ。

でもね、歳を重ねた今、私には分かるんだ。

チートイツの偉大さが。

その器の大きさが。

チートイが、いかに常に寛容でいてくれたか。

　

あなたは誰かのチートイですか？

私は誰かのチートイになれていますか？

否。

否。

私ゃねぇ、トイトイだね。

もうポンだよ、ポン。

私はチートイになりたい。

　　

そう。

チートイツは、敗者候補の受け皿なの。

国士無双も、然り。

どちらも、寛容だ。

行こうぜ、敗者復活戦。

手牌がてんでバラバラで、ヤオチューハイたちがワーワー言ってる時は、国士へ向かいつつ9割降り。

一方、チューチャンパイも混ざって、しかも双子がまぁまぁいて困った時は、チートイへ。

まぁ、セオリーですわな。

いやいや。

繰り返しになるけどさ、

みんなちゃんと分かってる？

その受け皿のありがたみ。

いてくれて当たり前と思ってない？

だめだよ、だめ。

感謝しないと。

私は不惑の四十が近づいてきて、ようやく分かってきたよ。

「暗刻が1つ…対子が3つ…。ふーむ。ワンチャン四暗刻狙って、最悪トイトイ…」

ノンノン、そんなこと言わずに、

もう初めからチートイで高め狙おうぜ？

目指すは、倍満。

『ドラゴン桜』並みに夢がある話だと思わないか？

でもさ………

暗刻が1つと対子が3つあったら、

そりゃぁ、四暗刻目指すよね？？？

　

ノンノン、今はチートイの話。

シャラップ マイマウス。

　

王道ルートから外れてしまった私もあなたも、諦めないで。

そこにチートイがあるから。

　

「大丈夫、道はいくらでもあるんだよ」

そう教えてくれたのは、チートイツ。

　

「ないモノをなげくより、作ればいい風だって」

そう紙ヒコーキ飛ばしながら教えてくれたのは、326 と 19。

　

ちなみに、チートイであがる時の手はこんな感じで仕上げたいよね～。

２位：純全帯么九

正式名称、ジュンチャンタ

略して、ジュンチャン。

私は「純チャン」って書きたい。

なんかもう、名前がいいよね。

「純チャンタ」

漢字で書くと、「純全帯么九」。

「純」=「ジュン」は分かるけど、

残りの「全帯么九」で「チャンタ」って読むん？

まじ？

チ　ヤ　ン　タ
全　帯　么　九

ってこと？

まじ？

いや、別にいいけど。

　

ジュンチャンの弟で、「チャンタ」って役もいてさ。

チャンタも可愛いんだけどさ。

でも、麻雀打ちはみんな口を揃えて言うのよ。

「チャンタって労力のわりに安いんだよな」って。

鳴いたら1翻。

しかも

「鳴いてチャンタ、カッコワルイ」

って傾向あるよね？

そんなことない？

あるよね？

字牌も多めなら、チャンタじゃなくてホンイツで染めにいきたい感あるよね？

どっちの方が上がりやすいとか確率論は分かんないけど。

でもホンイツもまぁ思いの外、安いよね。

もうさ、別にチャンタでもいいんじゃない？

話変わるけど、「チャンタ」ってなんかパンダの名前にありそうだよね。

でも日本だと「シェンシェン」とか「トントン」とかみたいに重ねた音じゃないとダメなのかな？

それなら「チャンタ」だめだね。

「チャンチャン」ならいいのか？

おしまいっ♪って感じで嫌だね。

　　

どうしてもパンダに「チャンタ」って付けたいなら、海外はどうだろう？

と思って今調べたら、アメリカのパンダは「ヤールン」「シールン」「シャオチージー」とか出てきたよ。

これ、ワンチャン「チャンタ」イケるんじゃね？

　　　　　　

まぁ、チャンタの話はもうええわ。

純チャンの話させてよ。

　

純チャンの魅力は、チートイツ同様、あぶれ者を救ってくれる感だよね。

普段は害悪扱いされて早めに切られていく可哀想な端っこの牌たちが、輝けるチャンス。

それが、純チャン。

　

78で両面待ちなんてせずに、

確定させちゃおうよ。純チャン。

リーチして、6切られたらどうすんの？

9ツモに賭けて見逃す？

それとも、ロン言っちゃう？

リーチのみ、1,000点？

それもいいよね～♪

　

でも！！

でも！！！

純チャン狙ってたんだよね？

ここまで端っこ集めてきたんだよ！？

純チャン確定させようよ！

ペンチャンもしくはカンチャン待ちがむしろいいじゃない！！！！！

どさくさに紛れて三色も確定！！！

　

しかも純チャンはな・・・

鳴いても2翻付くんだぜ？

嘘みたいだろ？

泣いてんのに、だぜ？

チーで…

（※↑↑ 念のため、あだち充『タッチ』が元ネタです。
分かった人ハイタッチしたいから教えてね）

　

チーして純チャン2翻だろ？

三色で1翻だろ？

ドラ絡めたらすぐ満貫行くよね？

　

そりゃぁ面前でがんばりたいけどさ、もう背に腹は代えられない時もあるよね。

そんな時は、さぁっ、鳴こっ！！！

セイッ！！！

１位：平和

平和だよね～。

やっぱ、平和だよね～。

　

ピンフって、当たり前だけど、鳴いたらダメやん。

こんな基本中の基本の役なのに、鳴いたらいかんのよ。

その前提が、もう平和だよね。

　　

鳴くって行為はさ、要は場を荒らすってことだもんね。

ケンカふっかける感じだよね。

　

自分の上がりのため、

他人の上がりを阻止するため、

他人のツモ番をずらすため…

色々な目的があるけれど、

つまるところは、

血で血を洗うケンカですわ。

ポンチ―って、要はそういうことなんですわ。

　

それも戦い方の1つだからいいんだけどさ。

タンヤオドラ3とか、いいよね。好き。

　

でもさ、タンヤオはポンチ―許されるのに、

ピンフはチーしたらあがれないって。

どういうことよ。

場を絶対に荒らさない。

平和主義すぎん？

　　

麻雀始めたての頃、チーしてロンして「ピンフ1000点」って言っちゃったことない？

私は、チーして「ロン！イーペーコー！」ならやっちゃったことあるよ。

あるある～！（え、ない？）　

話変わるけど、歌手のAI、かっこいいよね〜。

新曲の『アルデバラン』もいいよね～。

作詞作曲・森山直太朗。

平和。

朝ドラ主題歌。

平和。

で、AIの娘の名前、

「平和（へいわ）」ちゃん。

いいよね～！ファンキ～！

他にも、緑一色とか字一色とか三暗刻とか小三元とか好きな役色々あるけど、まぁ今日思いついたのはこんな感じ。

おわり。

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