潜入ルポ~18歳女子大生・フリー雀荘アルバイト~②

    つづきです。

    前回①の記事はこちら。

    目次

    私とボクシング

    大学の入学式の前日に徹夜で『はじめの一歩』を読んだために、勢いでボクシング部に入部してしまった18歳の私。

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    おさっぴー

    えっ、もしかして無意識にトレンド記事書いちゃった!?


    それまでの私は、ボクシングとは縁遠い、どこにでもいる普通の女の子だった。

    運動は球技以外は苦手。
    (球さえあれば結構イケる)

    ボクシング完全未経験。

    試合を見たこともろくに無い。

    知っているボクサーと言えば、「風雲たけし城」や「平成教育委員会」でおなじみのトカちゃん

     

    ちょっちゅね~で一世を風靡した具志堅用高さん

     

    「日本人の新生児の大半が笑福亭鶴瓶か彼か」と言われるほどの新生児顔の二大派閥の巨塔であり、オーケー牧場でおなじみのガッツ石松さん

     

    そのあたりのレジェンド達の試合のワンシーンが「人生波乱万丈」的な番組で流れたのをボーッと眺めてた程度。

    書籍の知識は『はじめの一歩』1~60巻くらいまで。


    そんな私の初々しいボクサー生活の一部をご覧頂こう。

    愛しのズーマー

    ボクシング部の練習場所は、大学の体育館。

    慣れないうちは、夕方授業が終わるとドキドキしながら体育館に向かったものだ。

    校舎から体育館までは徒歩5分程度の距離だったが、ズボラ女子大生代表を自負していた私はキャンパス内も常に原付で移動していた

    運動は極力したくなかった。

    愛車はホンダのZOOMER。

    限定色のコバルトブルー♪

    超可愛くない!?

    バイクブロスより

    高3の終わりに免許を取って、バイク屋で一目惚れしたズーマーをお年玉貯金をはたいて買った。

    大学4年間はこの子とパジェロミニとともに過ごした。

    なのに、就職で故郷を去ってから10年以上、実家に放置してしまっていたんだ。

    愛しのズーマーちゃん、マジでごめん。

    数年前にやっと買取業者に引き取りに来てもらったけど、エンジンは掛からないし、状態も悪く、買取価格は3,000円

    業者のオジちゃんに「ズーマーはずっと人気だし、卒業した時に売ってたらかなりいい値段付いたと思いますよ~」と言われて泣きそうになった。

    昔の私は愛のバカやろうだ。

    しかし、今画像探すためにバイクブロス(中古車売買サイト)をちらっと見たら、古い年式でも20万円とかで売っとるやん!

    うーん、愛しのズーマーちゃん、3,000円は安売りしすぎたかなぁ。

    まぁ、帰省中に急いで買取依頼したし、しゃーないか。

    ボクサー生活

    さて、その愛車ズーマーで、校舎から体育館へ30秒ほどでブーーンと移動。

    最初の週に、藤原竜也似の部長から練習に必要なものを教えてもらい、スポーツ店に行って、ウェア、縄跳び、バンテージなどを買った。

    体育会の部活と言うと結構上下関係が厳しく練習もハードなイメージがあるが、うちは1学年5,6人しかいない零細部だったためか、かなりゆるかった。

    行きたい時だけ行けばOKで、連絡無しでサボっても何も言われない。

    私が女子だから甘やかしてもらったのでは…と思われるかもしれないが、同級生の男でも似たような感じだったから男女の性差によるものではない。

    ぬるま湯ではあったが、中には本気で頑張って大会に出ている先輩や同級生も数名いた。

    月に1回ほど、OBの元プロボクサー(速水けんたろうお兄さん似)がフラッと来てくれて指導してくれた。

    その日だけは、事前に藤原部長から「来週水曜日にけんたろうさんが来るのでみんなサボらないように」という具合に通達があった。

    人が少ないとけんたろうさんの機嫌が悪くなってしまうのだ。

    そんなぬるめの部活で、私は週に3日ほど通って練習をこなした。

    まずは、ウォーミングアップ。

    そして、ひたすら縄跳び。

    その後、シャドーボクシング、サンドバッグ打ち、ミット打ち。

    シャドーボクシングとは…
    相手を想定してひとりでするボクシング練習法。
    (小学館 精選版 日本国語大辞典より)

    シャドーボクシング、結構やった。

    部長や先輩に基本の構えやフォームを教えてもらい、あとは黙々と鏡の前で自分との戦い。

    「シュッシュッ」と息を吐きながら見えない敵(己)と戦う

    初めのうちはちょっと「シュッシュッ」が恥ずかしかったが、すぐに慣れた。

    サンドバッグやミット練習もやるから、手を怪我しないようにバンテージってテープを巻いて保護する。

    歯でグィッとちぎって巻く姿に憧れたけど、別に手で普通に切れたから、残念ながら私は歯で噛みちぎったことは無い。

    ブログに動画貼ろうと思って、YouTubeでバンテージの巻き方検索してみたの。

    それで、この重岡優大って選手の動画が出てきたんだけど、

    彼、強いと可愛いのハイブリッド!!??

    サラブレッド!?!?!?

    男性が恋愛対象の皆さん!

    だまされたと思って、1,2分動画見てみて!

    強い男の、ホロッとした笑顔!

    かわいい~~~~~~!!!!!!

    しかも、このバンテージ巻きながらサラッとすんごくイイこと言ってるの!

    「あんまりこだわりを作りたくない」

    「こだわりを作りすぎると、そうじゃない時、試合とかでしっくりこなかったらイヤなので」

    そのとおりだよね!!!

    臨機応変!適応力!大事!


    恐怖のスパーリング

    さて、部活の話に戻るよ。

    ジムの練習風景でよく見るパンチングボール

    スピードボールとかスピードバッグとも言うよ。

    こういううまい人がやってるの見てると、すごく簡単そうだしストレス発散になって楽しそうじゃない!?

    でも、これ、実際にやってみたらめちゃくちゃ難しいのよ。

    うちの体育館にもあったけど、私にはとても使いこなせなかった。

    2回以上叩けたこと無い。

    運動音痴の私には到底ムリ。

    あと、スパーリングも何度か体験した。

    嫌と言ったのに、させられた。

    スパーリングとは…
    ボクシングで、グローブと防具をつけ、試合形式で行なう練習。
    (小学館 精選版 日本国語大辞典より)

    上手な男の先輩から、リングの上でひたすら逃げ惑う地獄の3分間。

    その試合中は、3分が、3分じゃなくなるのだよ。

    特殊相対性理論かな?

    私の人生において、あの時以上に3分間が長く感じたことはない。

    逃げても逃げてもまだ終わらない。

    攻撃は最大の防御!とか

    デンプシーロール!!!!とか

    そんなこと言ってる余裕はなかった。

    思考を停止して、本能的に身を守るしかなかった。

    手を出そうものなら、すぐカウンターが来る。


    狩猟採集民として受け継ぐもの

    ちょっと話それちゃうけど、私たち人類って、
    250万年もの長い間、狩猟採集をして暮らしてきたよね

    現生人類であるホモ・サピエンスが農耕を始めたのは、ほんの1万年前にすぎないの。

    日本に限ると、最新の考古学でも農耕の始まりは縄文時代中期。たった5,000年前だよ。(私たちが小さい頃は弥生時代って習わなかった?それはもう古い情報らしいよ!何年か前に縄文時代中期の遺跡から大豆の化石が出てきたんだって!)

    人類誕生から250万年という長さに比べたら、農耕が始まった5,000年とか1万年前なんて超~最近

    そう、我々の祖先はずっと、狩猟採集民だったわけ。

    その世界では、男女(生物学的なオスとメス)で明確に役割分担がなされた。

    生まれながらに与えられた力が違うからね。

    男たちは今夜食うモノを得るために狩りに出かけ、女たちは家で家族や子どもを守った。

    それが種として生き延びるために、最も適応的だったから。

    この男女の傾向の違いだけに限らず、遥か古の時代から長い間引き継がれてきた最適化した生き抜き方は、2022年を生きる私たちの遺伝子にも、気が遠くなるような歳月を経てもなお刻み込まれている。

    例えば、私たちが食べたら眠くなるのは、30万年前に祖先が火で調理するようになる前の名残り。

    火を通してない食べ物は消化しにくいから、食べた後は胃を休ませて数時間かけて消化する必要があった。だから昔は食べたら寝てたらしいよ。30万年以上昔だけどね。

    また、現代人がギャンブルにハマるのも、元々は木の実の採集のために必要な能力って見方もあるみたい。

    木の実を取りに行っても、高い木は下から見るとどの木に果実がなっているかや、どれが美味しい当たりだとか分からない。

    とりあえずのぼってみないと。

    のぼってみて、外れだとざんね~ん。

    当たりだとやった~~~!!!

    で、報酬物質のドーパミンがドバ~ッて分泌される。

    生き抜くために、そういううまい具合の仕組みが作られたわけよ。

    生きるために果実が必要で、果実を積極的に取りにいくためにはギャンブル好きであることが必要で、人類はそれに合わせて徐々に最適化して進化してきた。

    ギャンブル嫌いな人類だと、「わざわざ高い木に登っても外れかもしれないし、低い木に確実になってる実だけを採ろう」ってなるけど、それだと木の実の数に限界があるし、実の種類や栄養にも偏りが出て、それって種の保存的にイケてないよね。

    で、そういう事なかれ主義な人類は、適応できなかったってことで何万年もかけて徐々に漏れていくわけよ。

    ギャンブル依存症の原因となる私たちの射幸心は、今となっては悪いもののように思われているけど、元をたどると生き抜くために適応した力だったんだね。

    こんな風に、自分の意思とは関係なく、生まれた時点で、いや、生まれる遥か昔から、身体に刻み込まれることになっている能力や好みのような本能的なものが、私たち全員にあるわけ

    私は決して最新考古学論とかギャンブル擁護論とかジェンダー論を振りかざしたいわけではない。

    ただ、恐怖のスパーリング体験の話をしているだけ。

     

    オスは戦う時に本能的に攻撃しやすいようにできている。

    しかし、メスの本能は守備

    基本的に受けなのだ。

    どんなに普段エブリデイアグレッシブな私でも、いざとなったら守備なのだ。

    スパーリング練習で、今にも噛み付いてきそうなオスに追われたら、思考停止して本能のままに逃げ惑う。

    私の中で、遺伝子レベルで祖先が言うのよ。

    逃げろ!

    守れ!

    って。

    そんなわけで、私の夢見たデンプシーロールは、体現できなかった

    相手のオスは、間柴のように不敵な笑みを浮かべながら私を追い詰めてきた。

    時々わざと距離を取って私を休ませてくれたりもした。

     

    そう、私は完全に間柴にもて遊ばれていた。


    鷹村との出逢い

    間柴とのスパーリングの話はもう終わり。

    鷹村の話に移ろう。

     

    入部してすぐ、私はひとりの男と出逢った。

    鷹村を若くチャラくしたような人だった。

     

    彼は大学生ではなくフリーターだった。

    格闘家を目指していて、うちの部長と繋がりがあった彼は、ジム代わりにたまに(というか週3,4回)部活の練習にしのび込んでいた。

    入部から半月ほど経った4月のある日、まぁいろいろあって、鷹村は、私の大学生活で初めての恋人になった。

    鷹村が20歳、私は18歳。

    ふたりとも、まだ若かった。

    私は彼と、恋をした。

     

    この鷹村が、実は今の夫・・・・・・

     

     

    ではない。

     


    このブログは子どもへの遺言も兼ねていて、私がこれまでに学んできた生きる知恵や教訓を伝えていきたいと思っています。この記事は、雀荘の潜入ルポのはずが、想定外に私の若かりし日の恋愛談にまで及んでしまいました。まぁでもこの前置きからタイトルにどうにかしてちゃんと繋がるから♪
    全ては布石♪たぶん。


    この記事は限りなくノンフィクションに近いフィクションです。実在の人物や団体などとはほぼ関係ありません。

    参考文献:

    『サピエンス全史 上巻』  ユヴァル・ノア・ハラリ

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    『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン

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    『タネをまく縄文人 -最新科学が覆す農耕の起源-』 小畑弘己

    『空気を読む脳』 中野信子 
    (中野先生の他の著書も参考にしています!)

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