今回も、特化ブログでお蔵入りしていた下書きを掘り起こして、超リライトして投稿します!
子どもがアマプラのドラえもんの映画見てる1時間半で、リライトして夕飯のおでんの仕込みまでやるわよ!
よ~い始め!!!
娘がスギ花粉の舌下免疫療法(シダキュア)を開始して半年が経過しました。
子どもも大人も花粉症に悩まされている方、多いですよね。うちの娘は前シーズン、5歳で発症してしまいました。症状がかなり辛そうだったので、将来のためにも思い切って根本的な治療を始めることに!
この記事ではシダキュアの免疫療法について&これまでの娘の様子など書いていきます。これから免疫療法を始めてみたい方のお役に立てれば嬉しいです。
\知ってほしいシダキュアの魅力/
- 健康保険適用
自治体によっては子どもは無料!
大人でもこの先ずっとかかるアレルギー薬代のことを考えると、保険診療で早めに治してしまった方がお得&ラク! - 対象年齢は5歳〜
子どもから大人まで治療可能♪ - 1日1回、錠剤を口の中で溶かすだけ
子どもでも簡単に服用できる! - 基本的に1ヶ月に1回の受診でOK
さらに、病院/クリニックによっては経過に問題なければ子ども本人がいなくても処方してもらえる!(感染症が気になる昨今、子どもを病院に連れて行くのはなるべく減らしたいですよね) - 1年目から症状緩和の効果が期待できる。3年~5年で完治する人が多いとのエビデンス
各種症状の改善。QOLの向上。もう春が怖くない!!
シダキュアの注意点:
- 人によっては舌のかゆみなど副反応が出ることがあります(うちの娘もありました)
- 治療を始めるのは花粉のオフシーズンです。とりあえず今シーズンは耐え抜きましょう!!
\この記事はこんな方におすすめ/
- ご自身、お子さん、家族や友人がスギ花粉症で悩んでいて舌下免疫療法に興味がある人
- 舌下免疫療法のことよく知らないけど一応知っておこうかなという人
今回はスギ花粉症の治療薬であるシダキュアについて書きますが、同じ舌下免疫療法があるダニアレルギーの人にも参考になると思います。
舌下免疫療法とは?
舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)とは、ざっくり説明すると 3~5年間毎日錠剤を服用することでアレルギーの症状を抑えていく という治療法です。仕組みとしては、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを、舌の下から取り込み免疫(抗体)をつくることで症状を緩和します。日本で認可されているのは ダニの舌下免疫療法とスギの舌下免疫療法の2種類があるそうです。
以前はいずれも12歳以上でないと受けられませんでしたが、2018年からは5歳から可能になりました。
近年は小さな子どもの花粉症も増えていて、実際にうちの娘は5歳で発症して治療開始しました。
幼いうちから可哀想ではあるけど、根本的な治療ができる今の時代に産まれてくれたのは不幸中の幸いだね。
スギの舌下免疫療法のお薬「シダキュア」は、タブレット錠で口の中で溶けるタイプのものなので、子どもでも飲みやすくなっています。
私は娘の治療開始前に『スギ花粉症は舌下免疫療法(SLIT)でよくなる!』という本を図書館で借りて読みました。治療の仕組みやどれくらい効果があるのかなどざっくり頭に入れてスタートできて良かったなと思います。
ただ、2014年で古い情報しか無いのがネック。調べてみても、新しい専門書はあまり無いみたい?
今はネットで検索すれば医療機関のブログなどで分かりやすい説明もたくさん出てきますので、そこまで詳細に知らなくていいという人はネット情報で十分かと思います。
参考:
つつみ眼科クリニックWebサイト
さいとう内科・循環器クリニックWebサイト
シダキュアの費用と通院頻度は?
ありがたいことに、舌下免疫療法は健康保険適用です。
子どもは自治体の乳幼児医療制度の対象。自治体によっては無料になるところもありますね♪
うちの市は有料だけどね。
初回は1週間分のお薬の処方で、2度目以降は3~4週間分まとめてお薬出してもらえます。基本的には月に1度の受診と思っておけばOKです。
うちの小児科の場合は、経過に問題なければ子ども本人の同伴無しでも薬の処方せんを出してもらえます。感染症が気になる昨今、不必要に子どもを連れて行かなくても済むのはありがたいですね!
娘が治療開始するまで
うちの娘は、2019年にたまたま血液検査でスギ花粉がクラス5と判明!他にも色々と数値高くて絶望~。
私の遺伝でアレルギー&アトピー体質です…。娘ごめん。
そして、2021年2月、5歳で早速発症してしまいました!
くしゃみ・鼻水・目のかゆみ・喉の痛み・顔の肌荒れ…とフルコースで、毎日花粉症メガネとマスク。ほぼ2ヶ月間ろくに外遊びもさせてやれず、目がパンパンに腫れている娘を見るのはそれはそれは辛かったです。
3月末に春キャンプに行こうと半年前から人気のキャンプ場を予約していましたが、とても行ける状態ではなかったので涙のキャンセル。どんより沈んでいたその頃に、舌下免疫療法の存在を知りました。
かかりつけの小児科でたまたま舌下免疫療法を実施していたので早速相談。
すると、「舌下免疫療法はスギ花粉のオフシーズンじゃないと始められないので、秋に始めましょう」と言われました。次シーズンまでには絶対治療始めるぞ!と誓った私は秋を待ち、いよいよ2021年の9月から舌下免疫療法を開始しました。
Googleカレンダーの9月1日にリマインダー登録しておきました♪
オフシーズンに開始しなければいけない理由(※個人的な解釈です):
シダキュアは、花粉症のアレルゲンを微量ずつ投与して抗体を作っていく仕組みです。抗体が無い状態で花粉シーズンに投薬を始めてしまうと、飛散してるアレルゲンを吸い込んで+シダキュアのアレルゲンを加えることになり症状を悪化させる恐れがあるから…かなぁと思います。
(もし解釈に間違いがあったらTwitterからご指摘頂けると幸いです)
まずは受診して、初回の投薬
舌下免疫療法を受けてみたいという方は、まずは、かかりつけの病院やクリニックが舌下免疫療法に対応しているかを確認しましょう。我が家の場合は、かかりつけの小児科の受付に「舌下免疫療法を実施しています」というポスターが貼ってあったのでそこで相談してみました。うちの娘はすでに別のクリニックで血液検査済みだったので、その検査結果を見せると特に追加の検査などは無く即治療開始 となりました。
はじめは「シダキュア2,000JAU錠」というアレルゲンが入ったお薬を1週間試します。2週目からは、「シダキュア5,000JAU錠」というアレルゲンの含有率の高いお薬を続けていきます。
2,000とか5,000って数字が、アレルゲンの含有率・強さを表すんだね!
初回受診時は小児科で最初の1錠を投与し、30分待合室で様子を見ます。今は小児科の待合室から絵本やおもちゃが撤去されている所も多いので、暇つぶしのおもちゃ・絵本・タブレットなど持っていくと良いと思います。
うちは何も用意してなかったので、しりとりやじゃんけんをしながら根性で待ったわよ!子連れで行く皆さま、俺の屍を越えてゆけ。
薬の投与方法は、舌の裏側に錠剤を置いて1分掛けて溶かして飲み込む、というものです。やり方は小児科や薬局でも教えてもらえるので安心してください。(穿いてますよ)
30分様子を見て、アナフィラキシー反応(湿疹、全身の痒み、息苦しいなどの症状)が出ないことを確認したら、翌日から自宅で服用していきます。
自宅で「シダキュア2,000JAU錠」を1週間飲んだら、一度また受診して問題無いことを報告。翌週からは「シダキュア5,000JAU錠」とアレルゲンの量を増やします。その後も問題がなければ月に1回の通院で、3〜5年間治療を続けます。少なくとも3年…長い!
何でも忘れっぽい私たち母娘。欠かさず飲めるか心配でしたが、半年経過した現在で忘れたのは2日くらいで済んでおります。
ダイニングの目に入りやすいところに「おシダ」って大きく書いたメモ貼ってるの。
2回目以降の投与の様子
服用のタイミングについては、特に決まりはありません。小児科医に「いつ飲んだ方がいいですか?」と質問したところ、「いつでもいいけど、まぁどれか選ぶなら寝る直前かな」とのこと。副反応で舌がかゆくなることがあるため、活動時間帯よりもそのまま寝てしまった方がいいだろうとのことでした。
というわけで、うちも寝る前に服用しています。
1分間は錠剤を口に入れておかないといけないので、小さい子はちょっと嫌がるかな?という不安もありましたが、私の心配をよそに、娘は意外とノリノリで飲み始めてくれました。当時私と夫が飲んでいたサプリメントみたいでちょっと大人に近付いた気分だった模様。かわいいです。
舌の裏が一番アレルゲンの吸収に効果があるから1分そこで溶かすんだって。すぐに飲み込んじゃったら効果無いらしいっすわ。
何でもひとりでやりたがるブームなので、お薬を取り出す所から自分でやっています。一度私が親切心から切り離して置いておいたら泣かれてしまったので、もう余計なお世話はやめました。
こんな感じで1週間毎日2,000JAU錠のお薬を継続し、特に問題無かったので、その後は5,000JAU錠を3週間分もらいました。
治療開始から1週間、問題発生!!
アレルゲン含有率高めの5,000JAU錠の投与初日。寝る前にいつものように錠剤を口に入れて1分待っていると、「いたっ!痛い~~~~っっ!!!」と娘が訴えてきました。
薬の刺激が強くなったからか、舌の裏がヒリヒリ痛いと言います。
あぁ!シダキュアの副反応…
数日様子を見ましたが改善せず、小児科で相談。
担当医から「だったら2,000に下げようか」と言ってもらえました。「効果は変わりますか?」と尋ねると、「んにゃぁ~変わりませんよ」と医師。それなら最初からずっと2,000でいいのでは…と頭によぎりましたが、そういう単純なものではないのでしょう。
うちの子はそれから半年間ずっと2,000JAU錠です。舌の裏のヒリヒリは1週間ほどでおさまりました。
今ではすっかり習慣化して、問題なく毎晩服用できています。
飲むのを忘れて布団に行ってしまった時は、娘が自分で「あぁ!おシダ忘れてたぁ~!」と思い出してくれます。
副反応は個人差があるので全く無い人もいるそうですが、これから始められる方で副反応の疑惑が出た場合は早めに小児科で相談してくださいね。
実際の治療の効果はどんな感じ?
本やネット情報によると、これまでのデータでシダキュア治療開始1年目ですでに症状が軽くなったという報告がかなりあるそうです。
うちも昨年は2月10日頃から発症して、すぐにひどい症状が出ましたが、今年は2月いっぱいは少し目のかゆみがある程度で済みました。(花粉の飛散量の違いの影響もあると思うので、一概にシダキュアの効果かは分かりませんが)
Twitterで、舌下免疫療法についてつぶやいてみたら、シダキュア仲間からコメントが♪
kougaさんは3年目ですでにほとんど症状がなくなったって!(ヒノキは辛いけどね…泣)
ひゃ~すごい!
— kouga@週末ブロガー✖ワーママ (@kouga_y5) March 6, 2022
私も杉の舌下免疫(シダキュア)やって3年目です☺️症状ほとんどなくなりましたよ😆ただ、ひのきは健在なので4月入ると症状でてきちゃいます😭
リアルな声を聞けるとより期待高まる~!
うちも、数年後にはまた春キャンプに行けるといいなぁ。
専門書籍によると、シダキュアによってアトピーや喘息の症状が軽くなるという効果も見られるらしいので、アトピーと間欠型喘息持ちの我が子には朗報!
ぜんぶ軽くなって、将来の娘がラクに過ごせますように!
今後も時々状況報告の記事を書く…かも♪
さいごに
うちは今シーズンはまだまだ対症療法やメガネ・マスクなどの従来の花粉対策と併用して乗り切っていくつもりです。今悩んでいる方や治療開始されている方、一緒にがんばりましょう!
これから治療を始めてみたい方は、治療開始はオフシーズンの夏~秋頃になるかと思います。舌下免疫療法に対応している医療機関で相談してみてくださいね。
読んでくれてありがとう❤
今年アクションを起こせば、あなたやお子さんの花粉症も数年後には治るよきっと❤
【タイム計測結果】
ドラえもんの途中で息子がグズり、おやつタイム。結果アイキャッチまで入れて2時間かかったから30分オーバー。誤差誤差!ハハ歯!おでんも完成したし、オールオッケー!
完